睡眠時無呼吸・口呼吸・いびき・睡眠問題 研究会のご紹介

  睡眠時無呼吸症候群(OSAS)は上を向いて寝ているとき舌が喉を塞ぐため呼吸が出来なくなり息が止まる大変危険な状態を示す症状です。又この状態では睡眠が浅く、熟睡感が得られず、昼間でも眠くなり居眠りをすることが指摘されています。

 主に肥満との関係で言われることが多いのですが、骨格的に顎の小さい日本人には多く見られる症状です。私たちはこの問題に関心を持ち、特にその解決策としての画期的な装置MMPを普及させる活動をしている歯科医師の団体です。

 

 車の運転をする人の事故や、最近はヘリコプターのパイロットの事故もこのOSASが原因ではないかと言う新聞記事が載っています(平成30年11月1日日経新聞)。また週刊誌や雑誌などでも無呼吸の危険性が指摘されるようになってきました。

 従来の治療法では、主にオーラルアプライアンス(OA)という装置を口の中に入れて舌の沈下を防いでいますが、下顎を物理的に前に出して固定させる結果、長時間の使用で顎関節に異常をきたすという深刻な副作用があります。酷い場合は奥歯の噛み合わせが変わってしまって元に戻せないことも起こる可能性がありました。

 また、無呼吸症候群を防ぐ装置は口で呼吸をすることを前提としているため、口が渇く欠点がありました。そのために目が覚めてトイレに行く回数が多くなることがありました。

 

 これらの欠点を解決するために開発したものがMMP(ミラクルマウスピース)です。従来のOAと異なる点は、ビニール製の上下一体型のマウスピースで口呼吸用の穴が無いので確実に口呼吸を防ぐことが可能です。口を塞げば呼吸が出来なくなると殆どの人が思っていますが、激しい運動時はともかくとして、日常生活の殆どは口を閉じておくべきものなのです。口を閉じることによって空気の主流は鼻から肺の間で流れます。唇が閉じられれば口腔内の空気は主流の流れによって吸い出されるので、口腔内は自動的に陰圧になります。この陰圧が舌を口蓋に吸い付ける働きをする結果、舌根が咽頭後壁から離れるので鼻-肺間の空気の流れは更に強くなります。この繰り返しで息が止まることを防ぐのです。

 

 従来の硬いレジン製のOAは歯牙に密着できないので、空気の流れを遮断できませんでした。MMPは柔らかいビニール製ですので、歯牙に密着可能となり、痛くも無く、空気の流れを遮断できる快適なOAです。

 このMMPについて詳しく知りたい患者様は、ホームページで紹介しております近くの歯科医院にお問い合わせください。

 

 歯科医師の先生でMMPについて知りたい方は{無呼吸・口呼吸・いびき・睡眠問題 研究会}事務局までお問い合わせ下さい。